Q1. 気づいたんです。音痴かも…。それに練習しすぎて喉痛くなってくるんです…
練習しても練習しても音程がとれない。
(フラット♭気味から抜け出せない…)
*フラット♭気味とは・・・出したい音より低い音がでてしまうこと
ご本人にとっては想像以上にとても苦しいことだと思う。
クリスマス忘年会新年会…カラオケだって気持ちよく歌いたいよね!!では、いきます。
あなたはどっち?
①「自分の音程がズレていることが分かる」
聴き返してみてみると分かる!でもOK。
②「自分の音程がズレていることが分からない」
自分の音が高いのか低いのか…どこがズレてるのか…よく分からない。
今回は、①の方の改善方法をお伝えしていきます。
②の方は、また練習方法が違って来るので、別の機会に詳しく発信していきますね。
まず、①の方。
「聴く力」はある
「音」に対する高低が分かっているということ。
では、なぜ出したい音が出せないのか?
それはね、正しい喉の使い方、声帯の使い方ができていないだけなの!
音程♪は、息が声帯(喉の真ん中にあるよ)を通過する時に決まります。
<声帯の状態>
低い音・・・声帯が分厚い状態、振動はゆっくり大きな波
(輪ゴムが緩んでいる状態をイメージ、指で弾くとゆっくり揺れる)高い音・・・声帯が薄く伸びている状態、振動は早く小さな波
(輪ゴムがピンと貼っている状態をイメージ、指で弾くと小刻みに揺れる
その音程を出すための、声帯(楽器)の状態になっていないのですね!!
「え?そんなの操作できないですよー(@@;)」って思いますよね。
ですよね。
高い音がフラットしやすいのはね、声帯が分厚い状態(低音発声)のまま高い声を出そうとしているから。
分厚いままの声帯を振動させようとして、身体は本能的にたくさん息を使いすぎる
↓
たくさん息を使おうとして、お腹や腰や、も〜肩やら腕に変な力が入る
↓
顎や喉の筋肉が固まってガチガチ。輪ゴムのように柔軟にしておきたい声帯が身動きを取れなくなる…
↓
どうにもできず力ずくで音をとりにいく(喉を痛める)
こうなると、とても悪循環。
本当はこうなのに〜↓
薄い声帯は、ごく僅かな息で振動します!
↓
呼吸にそんなにパワーを使わないので身体はリラックスしたまま
↓
声帯周りの筋肉も解放、リラックスしたまま、声帯が自由に動ける状態
↓
正常に声帯が動き出し、そんなに無駄な力を使わなくても自由に歌える
(高い音から低い音にいく時も、なんか出しにくいな、って経験あると思う。これも喉がリラックスした状態を掴むことで克服できます。)
何はともあれ、「音程克服」は、まずは自由に楽に歌を歌うことを身体で感じることが大切。
では!
「音程克服」練習方法〜❤︎
step1. ハミングで歌ってみる
ハミングは、苦手なとこだけでなく、歌えるところろの音域のメロディーもハミングしてみてね。
自分の出している音がよく聴こえるし、必要以上な息を使おうとしても使えないよね。
ハミングは、ボリュームはいらないよ!
自分が今どの音を出しているのか、よく聴いてね。Nu 細いハミング音
Mu 空間を感じるハミング音どちらでも試してみると良いです^^
step2. 裏声で歌ってみる
ハミングの感覚をそのまま生かして、
同じくらいの声のボリュームで、裏声で歌ってみよう。低い声も息をたっぷり使ったあくびの声みたいな感じかな^^
裏声出している時って、喉に力みを感じない方多いんじゃないかな?
その感覚で、しっかり自分の声を聴きながら、歌ってみよう。
step3. テンポをゆっくり1つ1つの音を確認しながら歌ってみよう
歌の練習ってね、
最初から最後までフルで、何回も歌い続ける…ではないのです!苦手なところを、何度もゆっくりできるまで繰り返す。
そして徐々に、原曲のテンポ(速さ)に戻していく。力んできたら、ハミングや裏声で一度リセット。
焦らず、リラックスした状態で何度もトレーニングしてみてね。
声帯がこの音、出したい!って思った時に、
自由に動ける状態を作ってあげること。
これがとても大切です。
みんな大丈夫です。
「自分の声が聴こえている」のだから、
あとは楽器をそのように導いてあげるだけだよ^^
同じ悩みを抱えている皆さんが沢山いらっしゃいました。
諦めずに少しずつ進んでいきましょう!
みんなが楽しく楽しく歌えるように、本当に心から猛烈に応援してるからね!!!
SACHI-e