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30days『声の一問一答』

Q1. 気づいたんです。音痴かも…。それに練習しすぎて喉痛くなってくるんです…
練習しても練習しても音程がとれない。
(フラット♭気味から抜け出せない…)
*フラット♭気味とは・・・出したい音より低い音がでてしまうこと
ご本人にとっては想像以上にとても苦しいことだと思う。
クリスマス忘年会新年会…カラオケだって気持ちよく歌いたいよね!!では、いきます。
あなたはどっち?
①「自分の音程がズレていることが分かる」
聴き返してみてみると分かる!でもOK。
②「自分の音程がズレていることが分からない」
自分の音が高いのか低いのか…どこがズレてるのか…よく分からない。
今回は、①の方の改善方法をお伝えしていきます。
②の方は、また練習方法が違って来るので、別の機会に詳しく発信していきますね。
まず、①の方。
「聴く力」はある
「音」に対する高低が分かっているということ。
では、なぜ出したい音が出せないのか?
それはね、正しい喉の使い方、声帯の使い方ができていないだけなの!
音程♪は、息が声帯(喉の真ん中にあるよ)を通過する時に決まります。
<声帯の状態>
低い音・・・声帯が分厚い状態、振動はゆっくり大きな波
(輪ゴムが緩んでいる状態をイメージ、指で弾くとゆっくり揺れる)高い音・・・声帯が薄く伸びている状態、振動は早く小さな波
(輪ゴムがピンと貼っている状態をイメージ、指で弾くと小刻みに揺れる
その音程を出すための、声帯(楽器)の状態になっていないのですね!!
「え?そんなの操作できないですよー(@@;)」って思いますよね。
ですよね。
高い音がフラットしやすいのはね、声帯が分厚い状態(低音発声)のまま高い声を出そうとしているから。
分厚いままの声帯を振動させようとして、身体は本能的にたくさん息を使いすぎる
↓
たくさん息を使おうとして、お腹や腰や、も〜肩やら腕に変な力が入る
↓
顎や喉の筋肉が固まってガチガチ。輪ゴムのように柔軟にしておきたい声帯が身動きを取れなくなる…
↓
どうにもできず力ずくで音をとりにいく(喉を痛める)
こうなると、とても悪循環。
本当はこうなのに〜↓
薄い声帯は、ごく僅かな息で振動します!
↓
呼吸にそんなにパワーを使わないので身体はリラックスしたまま
↓
声帯周りの筋肉も解放、リラックスしたまま、声帯が自由に動ける状態
↓
正常に声帯が動き出し、そんなに無駄な力を使わなくても自由に歌える
(高い音から低い音にいく時も、なんか出しにくいな、って経験あると思う。これも喉がリラックスした状態を掴むことで克服できます。)
何はともあれ、「音程克服」は、まずは自由に楽に歌を歌うことを身体で感じることが大切。
では!
「音程克服」練習方法〜❤︎
step1. ハミングで歌ってみる
ハミングは、苦手なとこだけでなく、歌えるところろの音域のメロディーもハミングしてみてね。
自分の出している音がよく聴こえるし、必要以上な息を使おうとしても使えないよね。
ハミングは、ボリュームはいらないよ!
自分が今どの音を出しているのか、よく聴いてね。Nu 細いハミング音
Mu 空間を感じるハミング音どちらでも試してみると良いです^^
step2. 裏声で歌ってみる
ハミングの感覚をそのまま生かして、
同じくらいの声のボリュームで、裏声で歌ってみよう。低い声も息をたっぷり使ったあくびの声みたいな感じかな^^
裏声出している時って、喉に力みを感じない方多いんじゃないかな?
その感覚で、しっかり自分の声を聴きながら、歌ってみよう。
step3. テンポをゆっくり1つ1つの音を確認しながら歌ってみよう
歌の練習ってね、
最初から最後までフルで、何回も歌い続ける…ではないのです!苦手なところを、何度もゆっくりできるまで繰り返す。
そして徐々に、原曲のテンポ(速さ)に戻していく。力んできたら、ハミングや裏声で一度リセット。
焦らず、リラックスした状態で何度もトレーニングしてみてね。
声帯がこの音、出したい!って思った時に、
自由に動ける状態を作ってあげること。
これがとても大切です。
みんな大丈夫です。
「自分の声が聴こえている」のだから、
あとは楽器をそのように導いてあげるだけだよ^^
同じ悩みを抱えている皆さんが沢山いらっしゃいました。
諦めずに少しずつ進んでいきましょう!
みんなが楽しく楽しく歌えるように、本当に心から猛烈に応援してるからね!!!
SACHI-e

Q2. 一人一人の声(音色)が違うのは何でなのか知りたいです
「世界中を探しても同じ声は2つとない」
人間の身体にある声を出すための臓器は同じものしかないはずなのに、どうしてみんな違う声(音)が出るんろう?
確かにね^^ 一人や二人同じ声の人がいてもいいじゃんと思いますよね。
だけど、決していない。
似てる人はいるけれど、全く同じ人は100%いません。
どうしてだろう?
たくさーーーーーーーーーーん要素はあるけど、正直答えは1つ!
❤︎あなたの身体はあなただけのものだから(笑)❤︎
① 楽器(身体)の形や大きさが違う
気道や声帯長さも、共鳴腔の大きさも違うよ!
*共鳴腔とは声帯より上に空間(主には、咽頭腔・口腔・鼻腔)②息の使い方、量が違う
どのくらいの量をどうやって吸って吐いて使っているかなんて、自分にしかわからないもの。③小さい頃からの発声の仕方、備わってきた筋肉の育ち方が違う。
姿勢1つで声は変わるからね!④同じ感情は2つとないから
心と声は一心同体♡ 瞬間瞬間全く同じ気持ちの人なんていない。
喜びも悲しみも共有できて、共感できて一緒に感じられるものだけど、全く同じってことはないよな~^^余談ですが、身長が小さい人は、声帯の長さも大きな人に比べ、短いと言われています。
音の出る仕組みからすると、背丈が小さな人ほど、高が出しやすく、大きな人ほど深みのある低が出やすい。
「あ!アントニオ猪木!」と思うのは、私だけでしょうかw
声帯の大きさは、自分の小指第一関節くらいだとも言われているよ!
もちろんトレーニング次第で、どんな背丈の方も高低自由に出せるようになります!
それでは、今日も乾燥には気をつけて自分の楽器(身体)を大切に❤︎
SACHI-e

Q3. ミックスボイスはどんな歌の場面で使用するのですか?
この質問をいただいた時、
「ほ~!なるほどな~、こういう考え方もあるな~」と気づかせていただきました!!
世間を賑わせているこの「ミックスボイス」っていったい何者?
みんな持ってるの? 持ってないの? いつ使うの?
では、いきます❤︎
ミックス(ミドル)ボイス♪って何だろう?
・・・地声のように張り上げる訳でもなく、裏声のようにふわふわの声でもなく、その中間の声。高音も楽に発声できる。喉への負担もとても少ない。声の種類は、他にもありますが、ざっくり大きく分けて3つ。(*ここには私の見解も入っております。)
●チェストボイス(地声)低音 響の芯があり力強い声色
●ミドルボイス(中声)中音 響の芯があるが、空間を感じる声色・透明感がある
●ヘッドボイス(頭声)高音 芯のある裏声
低い声から高い声に上がっていく時
「出にくい!」「いきなり裏返る!」「出すのがきつくなってきたー」と感じる音域。
高い音になるにつれて、苦しい、声が大きくなる、力が入りまくる!という方。
そこは、本来ならミドルボイスを使用して発声すると楽に出せる音域 です。
ではでは、ご質問の回答の答えでいくと〜^^
「ミックスボイスは、歌の表現の中で使っても使わなくてもOK!」となります。
なぜなら、使わなきゃいけないってことではなく、どう表現したいか?で使うか使わないかを決めるのは、自分。
ただ、地声のまま力みながら歌い続けることは、喉にはとても良くない、
ミドルボイス(ミックスボイス)を習得して、楽に自由に歌ってあげることが、
心の余裕へも繋がり、豊かな表現へと意識を向けてくれると思います^^
それからもう1つ、力強い声のまま高温まで持っていく「ベルティング」という発声方法もありますが、
このお話しはまた別の機会に❤︎
SACHI-e

Q4. 沢山の人の前で話す時、聞こえやすい声で話すには、何を意識したらいいですか??
ここに悩まれている方、沢山いらっしゃるのではないでしょうか!
良く聞き返されたり、いざ人前で話してみると、
聴こえてくる自分の声が何だか嫌い…なんてことも良くあること。
まず、聞こえやすい声ってどんな声のことでしょう?
ニュースキャスターさんのように情報が正確に伝わってくる声?
声を聞いているだけで、心まで温かくなるような心に届く声?
色々あると思いますが、今回のテーマは「沢山の人の前」というところがポイント。
あなたの話を聞きにきている人に対しての声です。
近くの方にも、少し遠くの方にも心地よく聞こえる声。
きっと情報はもちろんですが、聴いている人がずっと聞いていたくなるような、
聴いていて飽きない、あなたという人柄が伝わってくるような表情豊かな声が出せたら最高!
それは、「大きな声」ではありません。
ギターなどの音が遠くの人まで伝わるのは、弦をつま弾いた後の残響(響き)が伝わるからです。
人間も同じ。
いわゆる喉だけで話している声は、響きがなく、沢山の人へ届くのは難しい。
大きな声であれば、情報だけは伝わるかもしれないけれど、
相手の心へ届くような心地良い声ではないのは想像できると思います^^
人間の耳には聴こえない周波数を身体は感じていて…なんて話をするともの凄く長くなるのでやめます…(笑)
今日は試してみて欲しいポイントを3つご紹介しますね!
point① いつもよりほんの少し高めの声で話してみる
もちろん話す内容にもよりますが、多くの方が意識せず使っている声は,
ベストボイスより低めのことが多いです。少し音をあげる。これだけで印象が明るくなり、伝わる距離が伸びますpoint② 自分の口を30cm~1mくらい前にあるとイメージ、そこから声が出ているイメージで話す。
(話す場所の大きさ、人数によって距離を調整してみてくださいね。)
「残響・響き」がとても大切です。話す声は自分から手放して、響きを意識してみましょう。
詳しくは絵コンテをご覧ください(笑)
point③ 表情と繋がっている
無表情で嬉しい!笑顔で嬉しい! 声の響きが違うのが分かります。表情はとても大切です。
一度、スマホなどで、練習がてら録音して聴き返してみてください。
違いがわかるはず!ぜひトレーニング続けてみてね!
SACHI-e

Q5. 歌の時の水分補給は何が良い?
水!! 終了〜〜〜(笑)
いやいや、でも本当にそうなのですよ^▼^
温かい飲み物がいいと言われているけれど本当?
ハチミツは?
ちなみに、気道(声帯のある道)と食道に分かれているので、飲んだドリンクは直接、声帯に触れることはないですよ!
直で外側から声帯へ届けるには、蒸気が一番!!
ではまいります↓↓
●純粋な水
シンガーだけでなく人間の身体にとって必要不可欠。身体に入ったお水は、命を守るために、最優先である血液や主要臓器へと供給されます。
「はーい!ここにいまーすと後ろの方で待っているのが声帯さん❤︎」一日に2リットル以上のお水を飲もう!と良く聞きますが、隅々まで水分を行き渡らせる為、
特に喉の潤いを保つ為に、シンガーにとってはとても大切だなって思います。●コーヒー、紅茶
カフェインは、あなたの水分を排出へと導きます。乾燥しやすくなるの。私は妊娠してから、デカフェ生活ですが、毎年乾燥が気になるこの季節、喉が乾いていると感じたことが本当にないです。これは、お肌にも関係していると思うよ。(1日1杯くらいは飲んじゃうこともあるけれど…)
●糖分は?乳製品は?
ハチミツやお砂糖…牛乳…これはね、飲んだ後に、なんか口の中、ネバネバしませんか?
濃いめの絡むような痰が「こんにちはー」って現れるので、おススメはしないかな。
ステージ当日は温度も、常温がベストかな。熱すぎたりもNG。
お風呂に長く入ったあとの、手ってシワシワじゃない?笑
(声帯も身体の一部だから熱すぎると変化しますぞ、絶対!!)
飲めるもの無いじゃない!って思うかもしれませんが、
私もカフェイン以外、日常は普通に生活しています。
まずはステージ前やスピーチ前などから気をつけてあげるのもいいかな。
もしくは、10日間飲み物に気をつけてみる!
その時、あなたの喉が乾燥から守られていたり、声の調子が良ければ、そっちの方が合ってるってこと❤︎
余談ですが,,,「これ飲んでると、めちゃくちゃ声の調子いいんだよなー」というマインドも大切だったりするよね(笑)
人間って本当マインド重要だよね。
ぜひあなたに合った声の飲み物を探してみてね。
SACHI-e